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切断蹴球Vol.27「アンプティサッカーの歴史 日本編ⅩⅦ~ロシアW杯で感じた日本チームの印象~」
- 2015/10/8
- コラム&インタビュー, 色々なスポーツ

先週に引き続き、当時感じた世界との差について書こうと思います。今から書くことはトレーナーとして、指導者として、というよりは一人のアンプティサッカー経験者として素直に感じた日本チームの印象です。私ごときがみても分かる程の圧倒的な差を見せつけられたようなそんな感覚でした。
それは、
・スタミナが圧倒的に少ない
・パススピードが遅い
・失点により覇気がなくなる
・ディフェンスはスピード、フィジカル、組織力のどれもかなわなかった
こうやって言葉にすると、一トレーナーが何を偉そうにですが、当時の選手やスタッフの皆はこれが決して言い過ぎではないことや、チームの中での私の立ち位置で感じられることとして表現して良い事だということは分かってもらえると思います。
ただ、世界と差が無い、それどころか通用するし武器になると感じる場面もありました。
それは、
・足元の上手さ
・一瞬のスピード
です。
選手によってはこの二つに関して技術的に世界に通用する選手が何人もいました。それを感じられたことはとても良かったですね。
そんなこんなで世界との差を肌で感じたロシア大会ではありましたが、最終戦で勝ち点1をもぎ取る快挙!ロシアに降り立ってからこの勝ち点を取るまで、本当に色んな事がチームに起こりました。様々な葛藤や決断、反省、修正、心の改革、ここでは語りつくせないですが、日本代表にとってロシア大会で得た本当の収穫は「日の丸を背負って闘う心」だったのかも知れません。