
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した「2015年スポーツマーケティング基礎調査」。結構、色々なことが書いてあって見てみると面白いです。
【速報】2015年スポーツマーケティング基礎調査
http://www.macromill.com/r_data/20151009sports/index.html
トピックの一部を抜粋すると
・スポーツ参加市場規模は約2.5兆円に縮小。「観戦」「施設利用・会費」市場の減少による。
・スタジアム観戦の支出額:年間32,408円で、昨年より13.4%減。
・スポーツ関連メディア市場は2,475億円で、昨年より6.6%減。
・プロ野球ファン人口は2,998万人に減少。サッカー日本代表のファンは3,222万人で減少傾向続く。
・自分でやるのは、「健康・体力作りによい」、「年齢に関わらない」、「身近な場所でできる」、「一人でできる」 といったスポーツが人気。
ファン人口もスポーツに関連するお金に関しても減少傾向みたいですね。2020年の東京オリンピックが決まった後でもこの結果と言うことはちょっとびっくりしましたね。
詳細が書いてあるPDFを確認すると「行っているスポーツ」についても書かれていて、ウォーキングが不動の一位ではあるのですが、それ以外のスポーツは軒並み減少しています。
こうやって見るとスポーツに関しては非常に暗い未来しか見えないような気もしますが、実はそんな事はありません。先週、私が3つほどいわゆるマイナースポーツと言われるスポーツ団体の方とお話をする機会があったのですが、こういったマイナースポーツは逆にスポーツ人口が増えている感じです。
例えばコーフボール。オランダ発祥の見た目はバスケットボールに似ているスポーツです。男女混合絵行うと言った点がユニークです。私が初めてコーフボールを知ったのが4,5年前なのですが、この時は東京に1チームあるだけでした。それが、今は千葉、名古屋、岡山、長崎と(他にもあったかも)全国にチームが増えています。
オーストラリアンフットボールも普及活動に力を入れているスポーツです。見た目はラグビーに近いですが、ラグビーよりもかなりハードです。スピーディな試合展開と激しいぶつかり合いが魅力です。
もともと全国にチームがありリーグ戦も行っていたのですが、神奈川大学に学生チームができたり、仙台にも新しいチームができました。宮崎にも新しいチームができつつあり、先日のジャパンカップでは全国各地からチームが集まって熱戦が行われていました。
最後にカバディ。皆さんおなじみ、マイナースポーツ界のメジャースポーツ。名前はなぜか知っているスポーツ。鬼ごっこのようなスポーツと思われていますが、実際に見てみるとレスリングに近いものがあったりします。
カバディも無料体験会を行ったり、先日は小学生向けの体験会を開くなどして、学生へ向けた普及活動を行っています。ひそかに全国に同好会もあったりして少しずつ普及活動を行っている感じです。
どうしてもスポーツと言うと野球やサッカーに目を向けがちですが、足元ではこう言ったマイナースポーツが地道に普及活動を行っています。野球やサッカーは苦手がともう方も、こう言ったマイナースポーツを体験してみると思いのほか楽しめるかもしれません。
今回ご紹介した各スポーツは定期的に体験会を行っているので、ホームページからぜひ体験会の情報を確認してみてください。普及に必死なだけあって懇切丁寧に教えてくれると思います!