アメリカは寄付の文化が根付いているといわれますが、ゴルフのPGAツアーで行われているチャリティ募金の総額が20億ドルと突破したそうです。1ドル100円と考えると日本円にして2000億円を突破。スポーツ界全体ではなく、ゴルフしかもPGAツアーのみでこの金額というのは驚きですね。
PGAツアー、歴代チャリティ募金総額20億ドル突破
現地時間22日、PGAツアーは歴代のチャリティ活動に寄せられた募金総額が20億ドル(およそ2,100億円)を突破したことを発表した。
PGAツアーや100以上のトーナメント会場は、毎年様々な活動を行っているが、2005年10月に通算募金額が10億ドルを突破した発表から、わずか8年あまりで総額20億ドルを突破した。始まりはそのまた67年前、1938年に「パームビーチ・インビテーショナル」で寄せられた1万ドルの寄付だったのだが。
GDOニュース
http://news.golfdigest.co.jp/news/pgaofcl/pga/article/48196/1/
記事にも書かれていますが、初めは1938年の1万ドル。もちろん貨幣価値はそのころと比べると全然違うと思いますが、足掛け75年で20億ドルまで寄付金は増えていくことになります。
そしてこの記事の最後に書かれていることが非常に興味深いですね。
他のプロスポーツ団体とは異なり、PGAツアーのトーナメント運営は、年間10万人ものボランティアの協力で成り立っている。それぞれのトーナメントは、集まった正味の募金100%を全額寄贈するために、各地のNPO団体(非営利組織)と協業しているのだ。各地の受益者には、病院、青少年の健全育成プログラム、ゴルフ競技の発展、さらに食料難民に対するフードバンクなどが含まれている。
集まった募金の100%を全額寄付しているというのも驚きですが、年間10万人ものボランティアが協力しているのもすごい。プロのツアーなんだから、運営会社が全部人を手配してお金を出しているのかと思ったらそういうわけでもないみたいです。
こういったボランティアの方たちも募金するのでしょうから、やはりアメリカの募金寄付、そしてボランティアの文化というのは日本とは大きく違うものなんでしょうね。
そういえばクリック募金も実はアメリカが発症だったような気がしますね。そんなわけでクリックでスポーツを応援するスポクリもよろしくお願いいたします。