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2020年東京オリンピックもパナソニックがトップスポンサーに
- 2014/2/7
- オリンピック&パラリンピック, マーケティング
いよいよ冬季ソチオリンピックが明日開幕しますね。開幕に先立ち、スノーボードとフィギュアスケートは競技が開始されています。昨日行われたフィギュアスケート団体では羽生結弦選手が見事な滑りを見せて、ロシアのプルシェンコ選手を抑えてトップの得点を出しました。 オリンピックと言えば選手の活躍も話題になりますが、お金にまつわる話、特にスポンサーの話も結構出てきますね。オリンピックのスポンサーと言えばかなりの高額なスポンサー料としても有名です。そんなオリンピックのトップスポンサーとして長年君臨しているのがパナソニックです。
パナソニック:東京五輪の最高位スポンサーに IOCと調印 パナソニックは6日、2020年の東京五輪の最高位スポンサーになることが決まったと発表した。最高位スポンサーは1業種1社に限られており、パナソニックは競技会場で使う監視カメラや大型スクリーンの納入で優先的に交渉できる権利を獲得した。 津賀一宏社長が同日、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長とロシア・ソチ市内で調印した。契約期間は17〜24年で、現在の16年までの契約を8年間延長。24年の夏のオリンピックまでスポンサーとなる。契約金は非公表だが、計200億円超とみられる。 毎日新聞 http://sportsspecial.mainichi.jp/news/20140207ddm008020075000c.html
現在、オリンピックのトップスポンサーとして唯一の日本企業なのがパナソニック。記事によると2020年の東京オリンピックを含めて2024年までの下記オリンピックまでの8年間の契約延長をしたみたいです。 そして驚きなのが契約金。8年間で200億円を超える額とのことなので、1年間で約25億円ものお金を使うことになりそうです。ただ、こう言った巨額の投資には批判的な意見があるみたいですね。昨年の記事になりますがこちらもご覧ください。
「東京五輪」は吉か凶か……最上位スポンサー「パナソニック」の微妙な“距離感” (1/3) 期待は膨らむばかりだが、唯一の懸念は、最上位スポンサーを勝ち取るために必要な巨額の契約金だ。 これまでの五輪1回分(夏季と冬季の合計)の契約金は、70~120億円程度ともいわれる。 「パナソニックが業績不振の中、多額の契約金を支払ってまで最上位スポンサーになる意味があるのか」 関西のあるメーカー幹部は疑問を投げかける。 実際、過去の五輪スポンサー効果について、同社は「目に見えない宣伝効果」「知名度アップに貢献した」などと説明しているが、具体的に収益をどう押し上げたのかは不明という。 産経新聞 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1309/24/news040_2.html
確かにオリンピックのトップスポンサーだから収益が上がったのか?ということの証明は難しいと思います。知名度向上もパナソニックであれば世界的に見ても有名な企業なので、知らない人と言えば新興国の方なのかもしれません。そういった意味では新興国に向けた宣伝ということであれば納得はできますね。 それにしても巨額なスポンサー費用。それでも多くの企業はその座を狙って国際オリンピック委員会に交渉をしているのだと思います。このスポンサー費用のおかげでオリンピックが成り立っている一面もあるかもしれませんが、あまり度が過ぎるとスポーツが霞んでしまうので、上手く宣伝広告をしてもらいたいですね。