新国立競技場の面積を25%削減するみたいだけど、それでいいの?
- 2013/11/26
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新国立競技場のデザインが決定したのが昨年11月のこと。その後、2020年の東京オリンピックが決定し、いざ新国立競技場の建設にいくらかかるのかと試算してみたら、当初予定の1300億円を大きく上回る3000億円近くにもなることが判明して大きな問題になりました。
様々な分野から批判が出てきたからか、新国立競技場の予算をもう一度検討したところどうやら本体で1400億円、周辺設備で380億ほどの予算となりそうだとのことです。
これにどうも開閉式屋根が付くか付かないのか、予算に含まれているのかは記事を見る限りわかりません。
一方、当初の要件だった8万人収容の観客席や、陸上の国際大会などに対応できる9レーンのトラックは維持。建設・維持費の高さが指摘された開閉式屋根は検討課題としたが、会議の委員からは「スポーツ以外の利用も見込むべきだ」と異論が相次いだ。(毎日新聞)
変更案では、外周や立体通路などの簡素化により、総床面積を29万平方メートルから22万平方メートルに縮減。商業施設など付帯施設も縮小することで、本体工事費は1413億円、周辺整備工事などを含めた総工費は1852億円となった。開閉式屋根は、スポーツだけでなくコンサートなどでの利用も想定し、必要との意見でまとまった。(時事通信)
毎日新聞は開閉式屋根は検討課題、時事通信は必要との意見でまとまったとあります。最終的にどちらかになるかは分かりませんが、スポーツ以外での利用も検討されているようですね。
しかしながら新国立競技場のデザインとは一体何だったのでしょうか?初めから1300億円という予算が決まっていれば、それ以内で実現できるデザインを作成しないと、結局作成したデザイン通り作れないということになってしまいます。
それではデザインを選考した意味がないですし、いったい何のために世界の有名な建築家を集めたのかまったくわかりません。
オリンピックはこれからインフラ整備や会場の建設など様々な税金が使われていくはずです。新国立競技場を含めてしっかりとした予算管理をして、無駄な費用を使わない、そして価値のあるオリンピックを開催してもらいたいですね。
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