切断蹴球Vol.36「第1回アンプティサッカーフレンドリーマッチ広島」

 2013年7月15日に初練習をし、8月初旬に東京から広島に移り、前回書いた通り挨拶にかけずり周り、などなどしている内にあっという間にフレンドリーマッチの開催日が来ました。実は広島に戻ってからフレンドリーマッチ開催までは1ヶ月もなかったのですがほとんど記憶が無いんですよ。というのに気付いたのは今回のコラムを書き始めてからです。挨拶まわりをして、ミーティングをして、準備をしていたのでかなり忙しかったと思うのですがすっぽり。上手くいったという事でしょうか?それはさておき、どんなイベントだったかと言うと、

 

第1回アンプティサッカーフレンドリーマッチ広島

日時:平成25年8月25日(日) 10:00~13:00

場所:安芸太田町立筒賀小学校グラウンド

参加者:小学生チーム(2チーム)、アンプティサッカーチーム3チーム+α

 

参加者の中にはその時の日本代表選手も多く、日本にこのスポーツを伝えたエンヒッキ選手も来ました。タイ在住で2012年のロシアのワールドカップで日本代表GKを務めた相原選手がわざわざ来てくれたのは嬉しかったですね。代表クラスの選手達の技術を広島で観られたことは、広島の選手達だけでなく、これからスタッフとして関わろうとしている皆にとってもとても有意義な時間でした。今考えるとあの時とは比べられないぐらい日本代表選手のレベルは上がっていますね。何はともあれ交通費も出せない中、みんなが全国から集まってくれたことは本当に有難く、その時参加してくれた小学生は「最初は遠慮したけどやってみると普通だったからびっくりした」「杖を使うと本当に難しかった。選手はあんなにできてすごい」「脚が無くても頑張ればサッカーができることがわかった」などとても素直に反応してくれたことが嬉しかったですね。

私が小学生の頃・・・昔々ですが切断者に出会うことは無かった、あるいは上手に歩いていたから分からなかったのかも知れません。切断だけではなく、障がい者と言われる方々にも発達障害の方以外はほとんど会ったことが無かった。そしてその方々がスポーツを楽しんでいる姿も観たことが無かった。これって興味の問題ではないと思うんですよ。身近に関係者がいなければ自然に遭遇することは無かったということです。それが今少しずつですが変わりつつある。過渡期は難しいこともあるかも知れない。でも過渡期だということそのものが前に進んでいる証拠だと思います。もう一種の合言葉のようになっていますが、諦めない事、一歩一歩少しずつでも前に進むために努力する事をこの活動を通じて健常者にも、障がい者にも伝わると良いですね。ある選手が言っていました、「他の障がい者に夢と希望、感動を与えられるような選手になりたい、かつてヒッキを観たときに鳥肌が立った僕の様に」。

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apfeileA-pfeile(アフィーレ)広島代表 坂光

投稿者プロフィール

A-pfeile広島という障害者サッカー団体で代表を務めております坂光と申します。健常者と障害者の垣根を越えた交流や障害の理解、スタッフとして関わるための基礎知識など障害者スポーツ全般、スポーツ全般のトピックスを更新していきますので宜しくお願いします。

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