切断蹴球Vol.35「広がるサポートの輪」

 前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいました。すみません。明けましておめでとうございますですね。

 さて、やっとA-pfeile広島AFCが形になり初練習を終えたところです。初練習の時は未だ広島にはおらず東京にいましたので、実を言うと本当に開催できるものなのか、人は集まってくれるのだろうか?と不安を感じていました。しかし、事前のプレスリリースなどの影響もあったのか大盛況。本当に嬉しかった。いろんな人の第一歩を踏み出せたことにまず安心しました。

それからの活動についてはまず8月25日に開催する予定だったフレンドリーマッチを成功させることが最優先でした。未だ広島には5名の選手しかいない、しかも全員ほとんどアンプティスタイルでサッカーをした経験のない選手達。そして広島県内、中四国でアンプティサッカーを知っている県民は・・・という状況でしたのでいち早く本物のアンプティサッカー選手達を、私が最も魅力的な人達と思った皆を広島県の方々や選手に見せたかったんですね。

私は8月には広島に戻り、生活を始めました。引っ越しに伴う休みを使って様々なところへ挨拶に行きました。慣れないスーツを着て七五三のように。そこで感じたことは広島の人は温かい、しかし用心深いということでしょうか、あまり言うと怒られるかも知れませんね。何かを始めようとした時、話を聞いてくれたり、知り合いを紹介してくれたりというのは本当に有難く、いきなり連絡してきて、

「アンプティサッカーのチームを作るので選手の勧誘も含めて一度ご挨拶に」

と押しかける若造を、どこの施設の方も本当に温かく迎えて下さり真剣に話を聞いて下さいました。

 テレビでも新聞でもPRして頂いて1か月後には6人目の選手が、そして元小学校跡地の天然芝のグラウンドを使わせて頂ける事に。我々は運が良い、聞いたこともない障がい者スポーツに対して次々と、そして様々な方々があっという間に繋がっていきました。

 エンジンだけでは車は動かない、ボディやタイヤ、燃料が必要でその燃料を手に入れるための資金も必要、ということを身に染みて実感すると同時に、エンジンが腐ってなければ、音を出し続けていれば、少しずつでも完成に近づけるんだということも同時に感じていました。

 ある人が我々はボランティアではなくサポーターであると仰っていました。私もそう思います。我々の活動は、サポートは、決してボランティアではない。なぜなら無報酬ではないから。人間的な成長や選手、家族の笑顔、人生経験、様々な報酬を頂きながらA-pfeile広島に関わっている。能動的に、当事者意識を持って。そういう風に思いながら皆さんが関わって下さるからサポートの輪は急激に広がりやりがいと純粋に楽しさを得られるのだと思っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
apfeile

apfeileA-pfeile(アフィーレ)広島代表 坂光

投稿者プロフィール

A-pfeile広島という障害者サッカー団体で代表を務めております坂光と申します。健常者と障害者の垣根を越えた交流や障害の理解、スタッフとして関わるための基礎知識など障害者スポーツ全般、スポーツ全般のトピックスを更新していきますので宜しくお願いします。

この著者の最新の記事

関連記事

ページ上部へ戻る