切断蹴球Vol.15「アンプティサッカーの歴史 日本編Ⅶ~アンプティサッカー選手の体力2012後編~」

 実際に振り返りながらこのコラムを書いているわけですが、先週の投稿後に初めてのフィールドテストは違う理由で行ったことに気づきました。

 第1回の日本選手権後に改めて体力が必要と考えたのではなく、純粋にアンプティサッカー選手の体力はどのくらいあるのか、またサッカー選手として足りない体力要素は何なのかが知りたかった。それから、まだまだサッカーそのものを始めたばかりの選手達がそれぞれどのような特性を持ちどのポジションが向いているのか本人や監督に実際に数字を見て参考にして欲しかったというのが本当の理由で、実は2011年の9月(第1回日本選手権の前)に最初の測定を行っていました。

 まずはその結果から示していきましょう。

 測定項目(抜粋)は、50m走、10m×5走、STEP50、マルチステージシャトルラン、ロングキックです。

 すべて平均で出しますが、

・50m走:12.1秒

・10m×5走:16.4秒

・STEP50:21.8秒

・マルチステージシャトルラン:20.5回

・ロングキック:24.7m

でした。

 この結果がどうなのかは測ったことが有る方しか分からないかも知れませんが、同じような項目を測定されている先生のデータと比べるとマルチステージシャトルラン以外は概ね、健常サッカー選手と比較して約50%~60%程度、シャトルランに関しては18%でした。

 したがって、持久力が最も低い結果になったということでまずは持久系のトレーニングを練習に加えるようになりました。そんなにすぐ結果が出るわけではなく、第1回の日本選手権では体力不足が否めなかったということになったわけです。でも、これで目標ができました。それぞれ個人にもフィードバックしたので自分のweak point と strong pointをしっかり把握し、個人練習にも活かせるようになってきたと思います。

 この後ガサルスやアウボラーダでこのフィールドテストを2回、3回と実践していきます。問題は以前の結果とは比べられるが、強豪国の選手のデータが分からないことですね。どこを目標にしていくか、まだまだ難しいところです。

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apfeileA-pfeile(アフィーレ)広島代表 坂光

投稿者プロフィール

A-pfeile広島という障害者サッカー団体で代表を務めております坂光と申します。健常者と障害者の垣根を越えた交流や障害の理解、スタッフとして関わるための基礎知識など障害者スポーツ全般、スポーツ全般のトピックスを更新していきますので宜しくお願いします。

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