
いよいよ夏の甲子園が始まりましたね。今年は台風が直撃した影響で2日間開会式が延期になりました。これは史上初の出来事だそうです。日程が短くなってしまうと、出場する選手たちの健康面も少し心配になってきますね。
さて、話は変わりますがサッカーワールドカップがこの8月に行われています。あれ、ワールドカップは7月で終わったはずでは、と思う人も多いでしょう。実は「もうひとつのワールドカップ」が開催されているのです。
それは知的障がい者サッカー。その名の通り知的障がいを持っている方がプレーするサッカーで、日本には5000人のプレーヤーがいると言われています。その知的障がい者サッカーは4年に一度、サッカーワールドカップが行われる年に、同じ開催国で開催されるそうです。
そんな知的障がい者サッカーはあまり知名度は高くないのですが、大きく取り上げられたニュースがありました。それはこちら、ズラタン・イブラヒモヴィッチが渡航費用を全額寄付と言うニュースです。
イブラヒモヴィッチ、知的障害者のW杯代表チームに破格の援助
パリ・サンジェルマンのFWズラタン・イブラヒモヴィッチが、母国のためにひと肌脱いだ。
今月11日、ブラジルのサンパウロで「INAS-FID世界選手権」が開幕した。知的障害者のためのワールドカップという位置付けの同大会は、4年に一度、「本家」と同じ年に、同じ開催国で行われている。そこに出場しているスウェーデン代表のために、イブラヒモヴィッチがチームのブラジル渡航費35万クローナ(約520万円)を提供していたことがわかった。
SOCCER KING
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140812-00220841-soccerk-socc
これは知的障がい者サッカースウェーデン代表も心強かったことでしょう。同じサッカーとはいえ知名度は雲泥の差。そうなると資金集めもかなり大変なことになります。そこへ知名度抜群のズラタン・イブラヒモヴィッチが寄付を行うだけでも大きいのに、ニュースに取り上げられれば新たな支援者が増えるかもしれません。
額もさることながら、ズラタン・イブラヒモヴィッチの知名度を大きく活かせる活動ですね。
企業もこう言った形で障がい者スポーツを支援するのは非常に有効だと思います。オリンピックへ向けてオリンピックに出場する選手へのサポートは増えていますが、まだまだ障がい者スポーツに関しては支援の手が行き届いていない現状があります。
日本の障がい者サッカーも資金的には決して余裕があるわけではないので、どこか大きな企業の支援が付けばいいですね。