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ブリヂストンもオリンピックのトップスポンサーに
- 2014/7/28
- おすすめ記事, オリンピック&パラリンピック, マーケティング

ブラジルワールドカップは終了しましたが、ブラジルでは引き続き2年後にリオデジャネイロオリンピックが控えています。そんな中、タイヤでおなじみのブリヂストンがリオデジャネイロオリンピックや東京オリンピックを含む2024年までのオリンピックのTOPスポンサー契約を結んだそうです。
だからブリヂストンは五輪への協賛を決めた
熱狂のうちにサッカーW杯が幕を下ろしたブラジル。だが、現地は2年後に迫ったリオデジャネイロ五輪に向けて、まだしばらくスポーツビジネスの熱気が続きそうだ。
そのリオ大会から、新たにオリンピックスポンサーに加わる日本企業がある。タイヤ大手のブリヂストンだ。同社は2024年までの10年間、最高位のTOP(The Olympic Partner)スポンサーとしてオリンピックに協賛する。
TOPスポンサーは1業種1社に限られ、全世界で五輪マークを使った宣伝ができる。主な契約対象製品はタイヤで、免震ゴムや自転車などの非タイヤ事業の製品も対象になっている。契約期間中には2020年の東京大会も開催される。
東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/43555
記事を見ると色々と載っているのですが、やはり東京オリンピックを見据えた契約と言ったところでしょうか。
私としてはこの記事に書かれているパナソニックのオリンピックマーケティング室室長さんのコメントが非常に興味深いですね。パナソニックはかなり長い間オリンピックのスポンサーになっているのですが、先日行われたソチオリンピックにももちろんスポンサーとして参加しています。
ソチでの納入実績によって「今まで見向きもしてもらえなかったロシアの会社から声を掛けてもらえたと聞いている」(パナソニックの園田俊介・オリンピックマーケティング室室長)。
どうでしょうか、このコメント。なんだかすごい人ごとのような感じがしませんか?何十億というお金を出してオリンピックのスポンサーになっているのに、「声をかけてもらえたと聞いている」という、本当に契約が取れたのかどうかもわからないあいまいなコメント。
これだけみると本当にオリンピックのスポンサーになるメリットがあるのかどうか不安になりますね。もちろんお客さんと契約し売上をあげることだけがオリンピックスポンサーのメリットではなく、記事の中に書かれている通り、大会期間中のホテルやチケットの優先権などを利用した接待にも使えます。
それ以外にもブランド価値、知名度の向上などさまざまなメリットがあるのかもしれませんが、費用対効果としていったいどうなのでしょうか。
今回の記事の中ではブリジストンは別にロゴの掲出にもこだわらないというスタンスみたいなので、新たな戦略があるのかもしれません。
いずれにせよ企業はこれからのオリンピックへのスポンサードをもう少し考えなければならないような気がします。