
毎年恒例のJリーグの収支報告が出されましたね。
https://www.j-league.or.jp/release/000/00005923.html
見てみると結構おもしろいんですよね、この収支報告。自分の好きなチームを見て「赤字だ」「黒字だ」って一喜一憂するのもおつなものです。
ちなみに私の贔屓チームであるジェフユナイテッド市原・千葉を見てみると・・・。広告料収入だと所属するJ2だとガンバ大阪に次いで第2位、J1を含めても第9位という収入。さすがスポンサーにJR東日本と古河電工がついているだけあります。ちなみに当期純利益でもJ2では第2位の成績を収めています。リーグの順位はあれですが。
収入面が多い半面、支出も多くなっていますね。特にチーム人件費。J1に復帰するために巨大戦力を整えている、んだと思いたいです。販管費もちょっと高めですね。おっとよく見るとジェフは女子チーム運営費なるものも計上しています。もしかしたらチーム人件費の中にはこの女子チームの人件費も含まれているのかもしれません。
いずれにせよジェフはJ2では、高い広告料収入も相まって経営的には問題がなさそうです。
他のチームも見ていると色々と面白いですが、私が気になったのは長野県の2チーム。松本山雅と長野パルセイロ。長野パルセイロはJリーグに新しく入会したチームみたいです。
松本山雅はJ2に所属し、2014年度はかなりいい位置につけています。このままの調子でいけば昇格も夢ではないですね。J2に所属しているチームはほとんど県庁所在地、もしくは政令指定都市をホームタウンにしていますが、松本山雅は長野県でも第2位の都市、松本市にホームタウンを構えています。
人口は約25万人と結構大きな都市ですが、倍以上の人口がいる熊本や岡山、同程度の人口の水戸よりも観客動員数が多くなっています。広告料収入に関しても松本市より人口の多いチーム以上の収入を得ています。うーん、かなり謎ですね。長野にそんなにサッカーが盛んというイメージはないのですが。
さらに長野パルセイロを見てみると、こちらは新規加入組の中で営業収入がトップ。入場料収入はまだ少ないですが、広告料収入だけみるとJ2のチームと比肩できるくらいです。ちなみに長野市は人口約38万人と松本市より多いです。
ちなみに松本山雅、長野パルセイロともに松本市、長野市だけでなく周辺自治体も含めた広い範囲をホームタウンとしているみたいですが、それでもこの2チームの収支は非常に目を見張るものがあります。
主に広告料収入が他のチームに比べて高いのが特徴なのでこの2チームの営業方法になにか秘密があるのかもしれませんね。機会があったらぜひ話を聞いてみたいところです。
長野県内に2チームあることで将来的にはダービーマッチも可能となるかもしれませんが、そうなったら余計に盛り上がりそうですよね。