切断蹴球Vol.8「第1回日本選手権での怪我~アンプティサッカー初心者の怪我?~」

 ちょっと歴史は休憩。

 せっかく第1回日本アンプティサッカー選手権大会で本部帯同トレーナーを務めたので、その時に起こった怪我についてちょっと触れたいと思います。

 もちろん練習中に負った怪我の悪化、疼痛や再発などの予防のためのテーピングなども含めてですが、部位としては頭頚部0%、上肢0%、体幹0%、下肢100%でした・・・。本気でやっていたのかと思うほどの偏った結果でした。一般のサッカーでは約50%~80%の割合で下肢の外傷が起こると言われています。この頃のアンプティの選手たちは体力も、スピードも未熟で下半身の弱さが直接プレーの質に関与していた。したがってコンタクトスポーツである以上起こりうるはずのアクシデントとしての上半身の怪我すらも起こらなかったと推察できます。それにしても何より両手にロフストランド杖を持ってプレーするアンプティサッカーにおいて上肢の怪我がないのは何故か?と疑問に思うのが普通ですよね。それも起こらなかったということはガチンコではなかった?杖の使い方が未熟だった?実際にはそれほど激しくコンタクトできない程技術が未熟だった?と考えざるを得ません。今になってそう思うのは、現在格段に技術が上がっていることを実感しているからです。

 処置に関してはそのフィジカルの弱さを象徴するように、テーピングが39%、ストレッチ・マッサージが46%、アイシングが15%とテーピングとストレッチ・マッサージで85%でした。急性外傷は少なく、応急処置というよりはコンディショニング中心だったということになります。

 これからアンプティサッカーを始めようと思っている方、始めたばかりの選手をみられているトレーナーの方、まずは下肢の傷害に気を付けましょう、ということが今回の結果から示唆されますかね。

 この次怪我について語るのは第2回の選手権まで歴史が進んでからになります。ただ、こんな事が知りたいなどあればいつでも言ってくださいね。ではまた。

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apfeileA-pfeile(アフィーレ)広島代表 坂光

投稿者プロフィール

A-pfeile広島という障害者サッカー団体で代表を務めております坂光と申します。健常者と障害者の垣根を越えた交流や障害の理解、スタッフとして関わるための基礎知識など障害者スポーツ全般、スポーツ全般のトピックスを更新していきますので宜しくお願いします。

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