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柔道の日本代表の選考会は公開せざるを得なかったのか
- 2015/4/6
- コラム&インタビュー
ちょっと面白いニュースがあったのでご紹介。
世界柔道 異例の公開「代表選考」今回限り?委員会内部で警戒の声 ◇柔道全日本選抜体重別選手権最終日(2015年4月5日 福岡国際センター) 大会終了後には強化委員会が行われ、世界選手権(8月、カザフスタン)代表選考の様子が試験的に報道陣に公開された。事前のコーチ会議によって選ばれた代表選手を両監督が選考理由を説明しながら委員会に提案。各階級ごとに質疑応答を受けながら、原案が全て承認された。 スポニチアネックス http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00000012-spnannex-spo
報道陣のみみたいなので一般の人はみれなかったようですが、ある意味画期的な試みなのかもしれません。先日は女子マラソンの日本代表選考で、色々と話題にもなりましたが本当に日本代表選考と言うものは難しいのだと思います。 ただ、報道陣限定とはいえこのように代表選考を公開するということはリスクのあることですし、逆に今までの選考がまるで不透明であったかのような印象も与えかねません。今回はあくまでも試験的に代表選考を公開したとのことですが、公開であれ非公開であれ納得のできる選考が行われれば問題ないはずです。 万が一、代表選考に疑義がある場合についてはその理由をしっかりと説明できればそれも問題ないはず。代表選考が公開されたからと言って納得のできる議論が図れるとは限りません。 ただ今回の公開については大きな意味があると思います。それはいままでは代表選手の選考についてはあくまでも競技団体の一存で決められていたものが、外部の目線を気にしながらの選考になっているということです。もちろんこの場合の目線と言うのはコンプライアンス言う意味です。目線を気にして人気だけあって実力の無い選手を選考するということとは違います。もしそんな実力の無い選手を選ぶようになったらコンプライアンス以前の問題ですね。