スーパーボウルの30秒CMの値段は約450万ドル
- 2015/2/3
- マーケティング
アメリカでもっとも人気のあるスポーツの一つであるアメリカンフットボールの祭典、「スーパーボウル」が開催されました。今年はペイトリオッツがシーホークスを28-24で下し、10年ぶり4回目の優勝を果たしたようですね。日本だとアメリカンフットボールはメジャーなスポーツとはまだ言えないのかもしれませんが、ファンは結構いるみたいです。
そしてこのスーパーボウルでは優勝の行方も気になるとことですが、毎年のようにCMの値段も話題になります。それはなぜかというとアメリカでの視聴率が物凄い数字になるからです。今年は49.7%と言う視聴率だったみたいです。
【NFL】スーパーボウル、視聴率49・7%史上最高
http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20150203-OHT1T50010.html
これだけの視聴率はアメリカでは滅多になく、大きな注目を集めるので企業は多少高くてもCMを出す見たいですね。そして今年は30秒間のCMが過去最高レベルの約450万ドル、日本円で約5億3千万円もの高値になったみたいです。2000年には約210万ドルだったので倍以上の価格になっていますね。
米スーパーボウルのテレビCM、今年は新参企業が急増
http://jp.wsj.com/articles/SB12476612882981423405204580414621288160404
CMを出す企業の多くはtwitterでの拡散も狙っていて必ずハッシュタグを付けたキャンペーンを行っているというのも今の時代ならでは。twitter自体は無料で使えるので、TVCMと拡散効果でどこまで450万ドルの効果を最大限に生かせるのかが広報宣伝活動としては腕の見せ所なのでしょう。
それにしも多くの人が見るのはよく分かるのですが、それだけの価値があるものなのかは正直よく分からないですね。アメリカの人口は約3.2億人。視聴率が約50%なので1.6億人がスーパーボウルをTV観戦した、はずです。もちろんずーっと見てる人はいないでしょうし、細かいことを言うと数字はもっと下がるでしょうけど、仮に1.6億人がCMを見たとしたら見てもらうのに1人当たり約3円程度を支払っていることになります。
これが高いのか安いのかよく分からないのですけど、広告出稿する企業にとっては色々とメリットがあることなんでしょうね。