
先日の全米オープンで錦織圭選手が準優勝しました。準々決勝あたりから盛り上がりを見せて、独占中継をしていたWOWOWは公式サイトが落ちるくらい新規申し込みが殺到して嬉しい悲鳴だったそうです。さて、そんないま一番注目を浴びているスポーツであるテニスですが、来年1月に開催される全豪オープンでの放映権を獲得すべくかなりのつばぜり合いが行われているそうです。
錦織争奪戦 全豪放送権に地上波も名乗り
約5億円の放送権をめぐって、錦織争奪戦が勃発だ! 来年1月19日開幕でテニスの4大大会全豪オープンの地上波放送権をめぐり、日本テレビを除いた民放各局とNHKが火花を散らしていることが6日、分かった。錦織圭(24=日清食品)が準優勝した全米は、衛星波のWOWOWが独占生中継。錦織フィーバーで、9月の新規加入件数が開局以来最高を記録しただけに、地上波も一斉に錦織争奪戦に参戦だ。
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20141007-1378546.html
記事の中では放映権料は5億円ともいわれているみたいですがいったいどのTV局がその権利を獲得するのでしょうか。とはいえ、ある種ギャンブルのようなもので錦織選手が決勝か準決勝くらいまでいけば5億払っても安いのかもしれませんが、万が一早めに敗退してしまうと5億の価値があるのかどうか。
テニスファンの方は誰が決勝に残ろうと観戦するとは思いますが、錦織選手の活躍だけを見たい人がまだまだ多いはず。TV局に限らずメディアはテニスでしっかりとした効果を出そうと考えるのであれば、4大大会は常に放映して関係性を作りテニスファンを増やしていくことに重きを置いた方がいいと思います。テニスの関係者の方もこれを機会に継続的にテニスを取り上げてもらうように働きかけをすべきでしょう。
全てのスポーツに言えますが、一過性で終わってしまうのは非常に持ったいないですね。一過性で終わらないような仕組みをもっと考えていかなければならないと思います。