魔法の水はただの水。気をつけたい脳震盪とセカンドインパクトシンドローム

皆さんは脳震盪って起こしたことありますか?私は子供のころ教室の窓ふきをしているときに、調子に乗って雑巾掛けの上に乗り、バランスを崩してしたたかに頭を打ち付けたことがあります。立ちあがろうとすると、ふらーっとしてうまく立ち上がれません。これが脳震盪なのかどうかはわかりませんが、かなりの衝撃でした。

さてスポーツをやっているとこう言った頭を打ち付けると言うことが起こります。特にコンタクトの激しいラグビーなどでは試合中に選手が脳震盪を起こすことが多いですね。漫画なんかでは「魔法の水」とか言って、やかんから水をぶっかけて目を覚まさせるなんて描写もありました。今はめっきり少なくなっていますが。

なんでこの「魔法の水」が少なくなったかと言うと、医療的な分野からいて非常に危険だと言うことがわかったからみたいなんです。セそれが「セカンドインパクトシンドローム」。セカンドインパクトシンドロームってご存知でしたか?私はこの言葉をはじめて知りました。

セカンドインパクトシンドロームはまだ脳震盪を起こして、まだ脳にダメージがある時にさらにもう一度脳震盪を起こすと命にかかわる状態になるそうです。

なのでラグビーなどでは「脳震盪を起こした場合」だけではなく、「脳震盪の疑いがある場合」も退場になるとのこと。魔法の水をぶっかけて元気になってすぐに試合に復帰なんてことはダメみたいですね。脳震盪の疑いとは下記のような要件みたいです。

■脳震盪の疑いの所見とは、意識消失
・ぼんやりする
・嘔吐
・不適切なプレーをする
・ふらつく
・反応が遅い
・感情の変化(興奮状態、怒りやすい、神経質、不安)

■脳震盪の疑いの症状とは、頭痛(プレーを続けることができない程度)
・ふらつき
・霧の中にいる感じ
・以下の質問に正しく答えられない(見当識障害・記憶障害) 『自分のチーム名を言いなさい』、『今日は何月何日ですか』、『ここはどこの競技場ですか』、『今は、前半と後半のどちらですか』

■バランステストとは、
『利き足でないほうの足を後ろにして、そのつま先に反対側の足の踵をつけて一直線上に立つ。両足に体重を均等にかけ、手を腰にして、目を閉じて20秒間じっと立つ。もしバランスを崩したら、目を開けて元の姿勢に戻してまた、目を閉じて続ける』を行う。

このとき、20秒間で、6回以上バランスを崩したら(下記のようなことが起こったら)、退場
手が腰から離れる
・目を開ける
・よろめく
・5秒以上、元の姿勢に戻れない

Wikipedia「脳震盪」の項目より

IRB(国際ラグビー評議会)による脳震盪のガイドラインについては下記リンクのPDFにより詳しく掲載されていますので、ぜひご覧いただければと思います。

http://www.rugby-shizuoka.jp/wp-content/uploads/2011/09/28df3168d505e68a0664396d62c38e5a.pdf
(PDFが開きます)

他のスポーツにこのようなガイドラインがあるかはわかりませんが、いずれにせよ頭を強く打ちつけた場合には速やかにスポーツを中断し、適切な処置をすることが大事なようです。

学校はすでに夏休みに入り、運動部では合宿が行われるかと思いますが、熱中症だけでなく脳震盪やセカンドインパクトシンドロームにも気をつけて、安全にスポーツをしてもらいたいですね。

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