笹川スポーツ財団さんのホームページに表題の2012年10大ニュースが掲載されていました。
去年もオリンピックパラリンピックと大きなイベントがあり、そういえば武道とダンスが必修科目にもなったりしたなーと思いつつ、ランニングの人口が1000万人越えってこれまたすごいなどど思ったりもして眺めていました。
その中で私として気になるのが、やはり
3. 長引く不況の余波か? 名門企業スポーツチームの相次ぐ休・廃部
の部分でしょう。書かれている通りS&Bの陸上部、そしてパナソニックのバスケットボール部やバドミントン部など企業業績の悪化とともに企業スポーツチームの休部廃部が決定検討されていました。ちなみに継続するための受け入れ先は決まっているそうです。
他にも休廃部があったので、こちらを参考にしてください。
→スポンサーになることは企業にとってメリットがあるのか。支援するスポーツを選ぶ3つの案
景気のいい頃は企業スポーツも社員の福利厚生、そして宣伝広告の一環として支えることができたのかもしれませんが、景気が悪くなると企業にとって売り上げを生み出さない部門と言うのはすぐに切られてしまいます。
なので企業スポーツだとどうしてもその会社1社の業績に左右されがちです。これからのスポーツは企業スポーツでの発展はなかなか難しいと思われます。基本的にはプロ化の道を検討し、広く浅くスポンサーを得ることが重要になってくるでしょう。
この広く浅くを実践するのであれば、どうしても地域密着が必要になってきます。全国展開しようとすると、そのスポンサーになる企業は基本的に全国ネットのCMなどを流している全国規模で展開している企業になるからです。
こうなってしまうとスポンサー費用の多くをこの企業に依存することになり、この企業の業績が悪くなった場合に対処できなくなります。なので、地元の企業や商店に地道に営業をかけ、1万、3万、5万、10万といった小口のスポンサーを募っていくのがスポーツを根付かせる道だと考えています。
あ、もちろん大きなスポンサーにも付いてもらえればそれはそれで良いのですが、ただ、そこだけに頼ってしまってはダメと言うことです。
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